2011年6月30日木曜日

ちょっと一息 「間一髪!!」


まだ梅雨明けはしていないのに、まるで夏のような天気の今日この頃。
今年もやってきました集中豪雨!!
お昼に外出をして、戻ってくるや否やバケツをひっくり返した
ような大雨に見舞われました。
やく15分ほど、空がおお泣きしたあと・・・・・


さっきの泣きっ面が嘘のような晴れ空・・・・・
きょうは一日このような天気の繰り返しでした。
あとちょっと戻るのが遅ければ、
水もしたたるいい男になっていました。

女心と秋の空なんていうのは昔の話で、
「奥方様とゲリラ雨」といったところでしょうか。
今年の夏はどうなることやら

2011年6月27日月曜日

ちょっと一息 「すずしい眺め」


陽がでると暑く、曇ると肌寒い今日この頃ですが、
電力不足を考えると、エアコンは控えめにしたいところです。

八ヶ岳や軽井沢では、自宅の敷地内に小川が流れていたり、
隣接して小川が流れていることはそう珍しくなく、
この時期になると小川から聞こえる「清涼音」が羨ましくなります。

今回の画像も、建築現場に隣接した小川です。
あまりにも涼しげな眺めにシャッターを切りました。
これを見て涼しげになる方がいればよいですね。

ちなみに仕事中なので靴を脱いで裾をまくって
水につかったりしながら「キャハハッ」
なんてことはしてませんのであしからず・・・

次の休みには自宅近くの吐竜の滝にでも涼みにいこうかなぁ

2011年6月23日木曜日

現場でヒトリゴト 「可愛いクルクル」

今日は4月にお引き渡したお家へ、キッチンの部品を届けに伺いました。

玄関を開けると正面にこのアイアンワークがいつも出迎えてくれます。

今回のアイアンはクルクルした可愛らしいデザインとなりました。
理由はオーナーは音楽がとてもお好きで、ご自分でも演奏をされていらっしゃることもあり、音符をモチーフにしてみたということと、もうひとつはリビングにあるシャンデリアが同じようにクルッとしたデザインだということ。

作家が丸い鉄の棒の太さにもこだわって、この可愛らしいアイアンが生み出されました。

このアイアンがあるのと無いのとでは、空間の引き締まりかたが全然違います。人の手で叩き、曲げられたアイアンは冷たいながらも人の手のぬくもりが伝わってきます。

古民家が暖かく、柔らかい印象があるのは、機械で作られたものではなく、手作業でつくられたその職人の思いが表れているからでしょう。

こんなぬくもりを感じるものが、お家のアクセントにあれば、
見ているだけで毎日が豊かになりそうだ。

2011年6月22日水曜日

現場カントクGo! 「気持ちが大事」


「うぉーーーーーーーーーっ」
神社や神事の際に、神主さまがうなっているのを
誰もが一度は聞いたことがあるはずです。

これは犬の遠吠えを真似ていると聞いたことがあります。
この唸り声とともに祭壇へ神様が降りてきて、
敷地を清めていくのだそうです。

昔、知り合いの神主さまに地鎮祭の意味を聞いたことがあります。
「自分の敷地と人は言うけれど、それは人間だけの話やろ、
でも、そこには昔から小さな命が沢山あって、
人間は後から入ってくるようなもの。だから、これからお邪魔
しますよぉ、って神様をにお願いをする意味があるんや」

日本人のそういった考え方はあたりまえにあるように思えますが
実は外国の人達からすると、とても神秘的なのだそうです。

最近では神事を行う人が減ったと聞きます。
ただ、神事を行うことは建て主さまの気持ちを形にしただけで
基本的には気持ちが大事なのかなぁと思います。

いつでも、どこでも、ちゃんとそこにあるものに感謝の気持ち
を常に持つ心、日本人でよかった。







2011年6月20日月曜日

現場でヒトリゴト 「光と色と」


今日は建具のメンテナンスに原村へ行ってきました。
リビングから玄関までは長い廊下があって、
少し薄暗いその廊下の真正面にこのステンドグラスがありました。

お引き渡しをしたころは、ステンドグラスの向こう側には何も無く、
少し控え目な色合いのステンドグラスがとても印象的でした。

暫くぶりにみたこのステンドグラスは、薄暗い廊下の先で見事に
その効果を発揮していました。

ステンドグラスの後ろには、青々とした木々が育ち
控え目どころか、硝子の素朴さを十分に引き立たせていました。

きっと秋には赤いステンドグラスに変わり、
冬には白く美しいステンドグラスに変わるのだと思います。






2011年6月18日土曜日

現場カントクGo! 「なめたら駄目だよ」

私が建築の世界に入ったころ、塗装屋さんの仕事に強く感心したのを覚えています。

失礼な話し「自分でもできるよ」と思っていたんですねでも。その繊細な仕事ぶりに「やっぱりプロだなぁ」と思ったものでした。

下地の処理、養生、色合いの調整、知識、やっぱり職人さんには敵わないのです。

チョビヒゲをはやした小柄で痩せた塗装屋さん。若造の私をとても可愛がってくれました。
「ハケはね、安いのじゃダメなんだよ。いいやつを使わないと毛が抜けるし、ちゃんと塗れないんだ。ハケにも動かし方があって、右から左で荒く塗って、左から右で仕上がる。いいハケは、ちゃんとそうなるようにできてるからね。」

自宅の塗装をメンテナンスをする際、新品のハケを下ろすときに必ずすることがあります。
右手にハケを持ち、左手の手のひらに押し付け、ハケをグルグルまわし、その後抜けてしまう毛を良く取り除きます。チョビヒゲの塗装屋さんがやっていた作業です。

その時に得た知識は今でも役に立っています。
でも、一つだけ塗装屋さんに謝らなければいけないことがあります。

「塗装屋さんごめんなさい。僕が買うハケは、いつもお店で一番安いものです。」

2011年6月17日金曜日

現場でヒトリゴト 「奥行きのあるポーチ」

今日は硝子のメンテナンスのために
4年前にお引き渡しをした建物へ伺いました。

庇でカバーされたポーチから玄関までの奥行きは
「どうぞこちらへ」と言われているような気持ちになります。

連続して並ぶ袖壁と、低く抑えた軒天井が
玄関が遠くにあるように感じさせ、
ポーチを進む右側にはギボウシをアクセントにした素敵な
中庭が玄関到着までの間を繋いでくれます。

「シトッ、シトッ、シトッ」

小雨が降る中でも、軒先から落ちる雨のしずくが音をたて
これもまた風流な気分に・・・・

今は梅雨、夏が過ぎ、秋には右側にたつモミジが美しい紅葉で
迎えてくれるのだろうと思うと、また訪れたくなってしまいます。

2011年6月15日水曜日

ちょっと一息 「父ちゃんがんばれ!」

今回の画像は、単なる林の様子を写したものではありません。よぉく見てみると中央に鹿さんがいるのがおわかりでしょうか。まん中の鹿さんの右側にも多数の鹿さんがいるんです。

今日、お昼を食べに町のメイン道路を車で走っていると、民家と民家の間にちょっとした雑木林があり、そこに鹿の群れが右往左往していたんです。別に鹿の群れが珍しいわけではないのですが、鹿がいるはずもない住宅街の間にある林に鹿がいるのに驚きました。

民家と車の往来が激しい道路に閉じ込められた状態になっていたんですね。

こんな声が聞こえてきました・・・・

鹿の父ちゃん 「あっちでもない・・・こっちでもない・・・、あっ!
きっとこっちかな、あっいや、こちでもないか・・・オロオロ」

鹿の子供たち 「とうちゃん、みてみて、なんだか人間と鉄のイノシシ(車)が沢山いるよぉ」

鹿の父ちゃん 「そんなものみるんじゃない!目があったらたべられちゃうぞ!もし、目があったら動くなっ!木になるんだ。
木になってしまえば、人間も気にならない!」

鹿の子供たち 「父ちゃん、それ、洒落?」

鹿の父ちゃん 「いいや、父ちゃんはいつだって真面目だっ。いいか、良く見てろ、こうするんだ!」

鹿の父ちゃん 「じぃーっ」

澤海のカメラ 「カシャッ!」

鹿の子供たち 「父ちゃん、人間が写真を撮ってるよぉ」

鹿の父ちゃん 「えっ!?、うっ、うるさい!気にするなっ!」

鹿の母ちゃん 「アンタっ!いったいいつまで遊んでるんだいっ!だいたい、あんたが「俺についてこい!」って言うからついてきたのに、馬鹿なことばっかりしてるからこんな所に来ちゃつたんじゃないかい!早くなんとかしなさいなっ!まったくもう」

鹿の父ちゃん 「はっ、すいません・・・、多分あっちに行けば、あっ、こっちかな、いっ、いくぞっ、みんな父ちゃんに着いてこい~っ」

こうして鹿の群れはその場から立ち去りましたが、視界からは消えることなくしばらくウロウロしていました。
今頃は森に帰れたことと思います。父ちゃん頑張れ!私はあなたを心から応援している。

2011年6月14日火曜日

現場カントクGo! 「カケヤと頼もしい仲間たち」

建て方の時には大工さん達の威勢の良い声が響き渡ります。
「せぇ~の~っ!」と言う掛け声と共に、梁をたたき込む音、
「トーン、トーン、トン、トン、ト、ト、トッ」と釘が打ち込まれていく音、
耳だけでも家が建って行く様が見えてきそうな活気があります。

大工さんが持っているのは「カケヤ」。

建て方の時には必需品で、構造材をたたき込む時に必要な物です。
大きく振りかぶり、まっすぐに振り下ろす、反対側の相方と息を合わせ
同じタイミングで振り下ろします。

たたく道具ですが、どこか優しげな雰囲気を持った「カケヤ」。
堅い木で出来ているけれど、沢山の建て方で活躍してきた
「カケヤ」はデコボコになり、なんとも言えない味を出しています。

建て方は、建て主にとっても、職人達にとっても特別な日です。
慎重に、慎重に、そして棟が上がった時の感動は一際、。
スタートだけれでも、心から喜んで良い日です。

2011年6月13日月曜日

日々是○○ 「可愛いだけじゃだめなのよ」

みなさまお馴染のタンポポです。漢字に直すと「蒲公英」。中国では「婆婆丁」(ポポチン)、英名ではダンデライオン、フランス語になるとその意味はライオンの歯と言う意味らしいです。

可愛いい名前でも、カッコイイ名前でも変わらないのは彼らの生命力。恐ろしく強いもので、風が吹けばこの白いパラシュート部隊が「それ~っ!」と言いながら飛んで行く様が目に浮かびます。着地地点に根を下ろし、更に沢山のパラシュート部隊をあっという間に降下させるこの手際の良さは脱帽ものです。

ちなみに私の自宅は一昨年前に自分で芝を貼り、「やれやれ少しは庭らしくなったぞぉ」と喜んでいましたが、今年春は庭一面は虚しくも美しく黄色に染まり、タンポポ畑に大変身。

「芝生ちゃんはどこにいったのぉ~」と心で叫んでいました。子供が「かわいい」と言っている横で、このウサギの皮をかぶったライオン達に対抗する術はなく、黄色いドレスを着たレディが、あっと言う間に白いパラシュート部隊に早変わり!まるでマジックショーでも見ているようでした。

夜寝ている間に黄色いタンポポが「ポン!ポン!ポン!」と言って弾けながら、白い種に変身している姿が夢に出てくるほどの凄さでした。

まぁ、彼らは生き残るために必死な訳で、こちらも芝を守るために必死な訳です。「日々是格闘」、勝敗のない戦いは続くのでした。

2011年6月11日土曜日

現場カントクGo! 「洗い清める」

綺麗に割り付けをされたタイルは、タイルとタイルの間に隙間を造りそこへ目地を詰め込みます。一見簡単そうに見えるこの作業ですが、やはり技術が必要です。

ドロドロに練られた目地材を、タイルの上に落とし、専用のコテで丁寧に目地に沿って詰め込んでいきます。絶妙な力加減で均一に目地を均し、そして最後に余った目地をふき取ります。

綺麗になった姿しか見る機会がないと思いますが、目地まみれになったタイルがどんどん洗われ、綺麗になっていく様子は何度見てもワクワクします。目地が詰まることでタイルのシャープさが際立ちます。職人も綺麗に仕上がるように思いを込めながら洗い清めていくんですね。

以上!今日はタイル屋さんのお仕事のお話でした。

2011年6月9日木曜日

ちょと一息 「オニッ!って言うけれど」

 まるで吸い込まれてしまいそうな不思議な眺めです。宇宙映画なんかでワープをする瞬間がこんな感じだったでしょうか?他には万華鏡であったりと、連想してしまいそうなものは沢山ですが、それらは人工的な物で、この画像は正真正銘の自然の産物です。名前は「オニシダ」。

今日は工事着工前の近隣挨拶や、お庭のメンテナンスのご相談を受けて一日外に出ていました。雨上がりのあとで比較的天気が良かったせいもあり、このオニシダが一際、元気よく見えました。

軽井沢といったらコケとオニシダと言っていいほどメジャーな植物です。今年のオニシダは綺麗に葉を広げて迫力満点です。何気なく真上から覗いてみると、なんとも綺麗なその姿に、遠目で見る厳つさとは別物でした。

正直、初めのころは「オニ」と名前が付いているせいか、毒があるわけでもないのに、ちょっと恐い印象がありました。でも最近は軽井沢らしさの象徴と思うと、大切な植物な訳で、なんだか興味が湧いてきました。


お客さまの中には、オニシダが好きな方は沢山いらっしゃいます。あらためて見ると立派なものですね。私が名前をつけるなら「オニシダ」ではなく「オオシダ」とか「
フウシャシダ」とかにするかもしれません。まわりで、「流石!ネーミングがダサいね」と言われそうなので、今日のところはこのへんで失礼・・・

2011年6月8日水曜日

日々是○○ 「にじみ出るもの」

夕方、事務所に見学のお客様がいらっしゃいました。特に住宅や別荘の計画があるわけでもないらしく、岡谷で用事を済ませ、その帰りに八ヶ岳倶楽部でお茶をしていたそうです。

さて、帰ろうかと車で下り始めた先に「何やら気になる綺麗な建物を見つけぞ」ということで、だいぶ行きすぎてしまったもののUターンをして立ち寄って下さいました。

事務所の中をご案内して、暫くお話をさせて頂きました。建築に興味をお持ちだったので、お会いした第一印象は、同業の方かと思ったのですが、お仕事はご住職だそうです。

襟の高い素敵なボタンダウンのシャツがとてもお似合いで、優しい目に、優しい口調、確かに髪形はご住職らしいスタイルでした。現在お寺の近くにお参りをされる方がご利用になる小さな建物をご計画中とのことで、その建物をどの様にするか検討中とのことでした。1日で利用する時間が限られているため、こだわった建物にするか、簡易的にするか迷っているようでした。私はそのお話を聞いて「時間は短くとも、ご利用される方のために気持ち良く過ごせる建物にするべきだと思います。」とお話しました。

今考えると、神職につかれている方に偉そうなことを言ってしまったなぁと思いながら、素直な気持ちでホロッと言ってしまったのはご住職の力なのだと思います。生き物と言うのはにじみ出る何かを持っていて、隠しきれないものですね。攻撃的であればそうであり、友好的あればそうであり、対峙した時にどちらかの雰囲気になっていくのでしょう。

日々是経験、気づきのある出会いでした。

2011年6月7日火曜日

日々是○○ 「つまり、詰まっているわけで」

梅雨に入り、このところ雨空が続きました。4年前にお引き渡しをした別荘のオーナー様から、「雨が降ると軒樋から水が溢れてしまう」という内容の電話いただきました。

早速現地へ行き調査を開始。下の方の縦樋を外しても何も問題なし、集水器の接続部分を外そうとすると何やら動きが鈍く、「???」と思いながら強く引っ張ると現れたのがこの画像です。

4年間少しづつ積り続けた枯葉がつまった状態でした。建物の廻りは樹木も少なく開けていたので、ここまでくるのに4年間かかったのだと思います。葉っぱの形状も残っていない程で、まるで腐葉土のようでした。

木々の多いところや、積雪の多いところでは雨樋を取り付けないようにしていますが、開けたところでも枯葉は飛んできて少しづつ堆積していくんですね。
オーナーさまとは次回、雨樋の取はずし方法とメンテナンスのご説明にあがるお約束をしました。日々是勉強、私も良い経験をしました。

2011年6月6日月曜日

ちょっと一息 「この木なんの木」

 「このぉ~木なんの木気になる木ぃ~」と言うフレーズは誰でも一度は聞いていると思いますが、先日お客様に敷地内にある木の名前を聞かれました。私もまわりに良く自生している木であったり、葉っぱに特徴があればわかるのですが、今回画像にアップした樹種は直ぐにわかりませんでした。いっちょ調べてみるかということで、葉っぱを持ち帰り早速調査開始!
何気なく見ていた葉っぱなのですが、じぃ~っと見ていると意外に特徴ってあるものですね。この肉厚感のある葉と、葉脈(右左に伸びた筋)の細かさ、まるで像の肌のような葉表、会社にある樹木の本をひっくり返し、いくつかの樹種に絞り込み、細かく特徴を検証・・・
その結果「バッコヤナギ」であると判明しました。

画像を撮ってクローズアップをして見てみると、葉の上に乗って歩いているような気分になり、「虫ってこんな風に見えるのかなぁ」思いながら、葉っぱの神秘に触れた出来事でした。

2011年6月3日金曜日

現場でヒトリゴト 「伝わる楽しさ」

 今日は一年半前にお引き渡しをしたお家の改修工事の打ち合わせに行ってきました。伺う度に様子が変わっているので、とても楽しみなお家なのです。

ちなみにこの画像はキッチンでも洗面所でもなく、お庭にあるガーデニング小屋の中にある流し台です。

もちろんクレアで設計施工をしたのですが、驚くのはオーナー様の演出力と言うか、とにかく雰囲気を創り出すのがとてもお上手なんです。

なんだか見ているだけで楽しくなってくるような空間です。
勿論、オーナーさまが笑顔でお庭仕事をしているのが目に浮かんできます。


緑の中にたたずむこの小屋は母屋とおそろいのデザインで名前は「プラムハウス」。

なんでプラムハウスと言う名前かと言うと、もともとこの小屋を建てる前に、この場所には梅の木があったんです。

ただ、どうしてもこの位置に小屋を建てないといけない状況で、梅の木があった証と言うか、梅の木の変わりということで「プラムハウス」という名前になったわけです。

その命名に思わず「いいねぇ~」と唸ってしまいました。
和氣さんナイスアイデア!

 名前はオーナーさまも気に入って頂いたようで、表札まで付いているのを見て感激!!アイテム一つ一つがとても良い味を出していました。
廻りの木も青々とした中、茶色の屋根の小さな小屋にオーナーさまのお庭への思いがいっぱい詰め込まれています。
自分たちができることは、キャンバスとしての建物をおつくりするところまで。
その後は、それぞれの建て主さまが思い思いの絵を描き、仕上げていくのだなぁと思いました。

と言う事は、自分たちの仕事は建て主さまに沢山お話を伺って、仕上げがしやすいように、理想のキャンバスをつくると言う事になりますね。

建築は造り手の自己実現ではなく、あくまでも建て主のものだから

2011年6月2日木曜日

ちょっと一息 「昔懐かしの・・・」

マイiPodです。
最近は仕事の前に「ロッキーのテーマ」を聞いてから仕事をしてます。どちらかと言うと春は眠くて眠くて仕方のない体質なもので・・・・
ロッキー4が上映されたのは、私が小学生のころでした。
映画館で弟と二人で見た記憶があります。
週末のテレビでロッキーの映画が放送されると、次の日の小学校の子供たちはみな「シュッ、シュッ」と腕を振りながらボクサーになり、ジャッキーチェンの映画が放送されると、「ハッ、ハッ」と声を出しながら、皆カンフーマスターになりきっていた時期もありました。
当時はSONYのウォークマンにカセットテープを入れて
「ロッキーのテーマ」を何度も何度も聞いたもんです。
レコード盤からダビングをすると、曲が始まるまでに「シーーッ」と言う音がなんとも好きでしたね。
今は何でもデジタルで最近はそんなアナログ的な物が懐かしく思えるのですが、私の後ろで「澤海さんのipod、古いね(笑)」と言われました。

2011年6月1日水曜日

現場でヒトリゴト 「窓の威力」

今日は内装のアフターメンテナンスに行ってきました。そこで不思議な気持ちになったと言うか、子供のころ雨の日が好きだった時期があったのを思い出しました。そのきっかけがこの窓です。家の中でほのかな暖かい光と、梅雨時のどんよりとした寒そうな外の景色があり、外で遊べずにシトシトと雨音のする中でお絵かきをしたり、雨に打たれておじぎをする葉っぱをジーッと見ているのが妙に心が落ち着いた時がありました。窓が無ければそんな気持ちにもなるはずがなく、部屋にいながら外を感じていたから好きになれたんだと思います。こうして外の景色を切り取る窓は何も明るい時だけに威力を発揮する訳じゃなく、こんな雨の日でも外と建物の中をつないでくれる重要なものであることをあらためて実感しました。窓ってすごいなぁ・・・